焼菓子に使われる、主な添加物

<マーガリンやショートニング>

バターの代替品として、しっとり感を出すため安価に使われているものです。

植物油脂を水素添加という化学処理を施し、固体を維持し、腐らなくしているので、保存料としての側面があります。

これが、発ガン物質と言われているトランス脂肪酸です。

バターにも多少は含まれていますが、問題なのは、天然のものではないため、代謝されず、体内に発ガンプロモーターとして蓄積されるからです。ですが国内では野放し状態で、植物油脂と一括りに表示して誤魔化している業者も多いそうです。

  また、弊社では、他保存料(アスコビリン酸や合成ビタミンCなど)と言われている物や、香料は一切使用しない商品づくりを心掛けております。

 

<膨張剤>

サクサクとした食感を出すため、生地を膨らませます。

主に炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム、ベーキングパウダーがあります。

食品分析の結果、熱を加える事により、水蒸気となるため、残留成分はほとんど無いとの回答をいただいております。

 

ただ、ベーキングパウダー等はアルミニウムを使ってるのも存在するようなので、

アルミニウムフリーかどうかの確認は必須になってきます。

 

<カラメル色素>

天然添加物の一種で、見た目をよくするため、褐色に染めるものです。

     

 カラメル色素には大きく4種類あります。

 ・カラメルⅠ…デンプン分解物、糖蜜、または炭水化物を熱処理して得られたもの、あるいは酸もしくはアルカリを加えて熱処理して得られたもの。


・カラメルⅡ…デンプン分解物、糖蜜、または炭水化物に亜硫酸化合物を加えて、またはこれに酸もしくはアルカリをさらに加えて熱処理して得られたもの。


・カラメルⅢ…デンプン分解物、糖蜜、または炭水化物にアンモニウム化合物を加えて、またはこれに酸もしくはアルカリを加えて熱処理して得られたもの。


・カラメルⅣ…デンプン分解物、糖蜜、または炭水化物に亜硫酸化合物およびアンモニウム化合物を加えて、またはこれに酸もしくはアルカリを加えて熱処理して得られたもの。

 

これらのうちⅠおよびⅡと、ⅢおよびⅣには大きな違いがあります。それは、ⅢとⅣにはアンモニウム化合物が原料に使われているという点です。そのためⅢとⅣには、それが変化して副産物として「4-メチルイミダゾール」という物質ができてしまうのですが、実はこれに発がん性があるのです。アメリカ政府の国家毒性プログラムによるマウスを使った実験で、「4-メチルイミダゾール」に発がん性のあることが確認され、2007年には発がん性物質に指定されました。なお、カラメルⅠとカラメルⅡには、「4-メチルイミダゾール」は含まれていません。

 どのようにして「4-メチルイミダゾール」がガンを発症させるかというと、その化学構造が動物や人間の遺伝子(DNA)の塩基に似ているためと考えられます。特にチミンとシトシンに似ているのです。そのため、DNAの塩基の中に入り込んで構造を変えてしまい、その結果として細胞が突然変異を起こして、がん化すると考えられるのです。

 

また、ラベル表示されているのは「カラメル色素」という言葉のみです。つまり、Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳのうちどれが使われているのかわからず、市販の食品にカラメルⅢまたはカラメルⅣが使われていても、避けることができない状況にあるので、なるべくなら控えた方がよいですね。