歴史と伝統

<梅月せんべい由来の書>

菅原道真公は平安時代に於ける著名な政治家であり、

又文学の神と仰がれ、幼少の頃からその文才は抜群でありました。

 道真公は学問も進み、玄番少内記と、政治的才能を示し

醍醐天皇の御代には右大臣となす詔を下し給われました。

しかし、朝廷に対する道真公の言動を決して快く思わなかった政敵藤原時平は、

宇多上皇に讒言、その結果道真公は、延喜元年正月二十五日太宰府に左遷されました。

 

この様にして不自由で惨めな生活と闘って二ヶ年、同三年二月二十五日を以て、寂しく太宰府の露と消え去られたのでございます。こうして道真公の血は、流れ流れて創業者である当家二十五代目五平は、道真公の末裔と伝えられ、道真公を偲び『梅月せんべい』を創作、以来今日に至まで永きに渡り謹製致している次第でございます。